「ゼンデギ」を読む(8)
第2部 その4(終わり)
やっと読み終わりました。
- ハッキングを受けたゼンデギはシャットダウンを余儀なくされた
- 一部機能のみ再起動されたゼンデギでナシムは犯人との交渉をすることになる
- ハッキングをしたのはCHLという組織
- CHLは「意識を持つソフトウェアをつくりだすこと」に反発し、それを止めなければ7日後にまた攻撃を再開する
- ナシムは「そこまでのことにはならない」と主張するが、マーティンの試みが成功した場合はそうなる可能性がある
- マーティンは死ぬ可能性がある自身の代わりに「ヴァーチャル・マーティン」をゼンデギ内に産みだそうとしていた
- もう残り時間がない中で最後のチェックを行う。
- マーティンが息子のジャヴィードとなり、マーティンのプロキシとゼンデギ内を冒険する
- 結局のところ「ヴァーチャル・マーティン」は息子であるジャヴィードを導けるような完全な存在ではなかった
- 自分の死後に息子を託すことになるオマールに、その後のことを相談する
- だが、オマールの差別主義の影響についてはわかってもらえそうになかった
- 50%の確率の手術にのぞむマーティンは、息子の中にある自分の存在の確かさに気づく
けっこう長いことかかりましたが、なんとか読み終えました。
全体の展開のわりには、あっさり終わった印象。
これたぶんゼンデギ内の描写のベースになってる「シャーナーメ」を理解するとまた違う印象になると思います。
あのあたりが一番ゴチャゴチャしてたのであまり頭に入ってない。
他の作品にある独特の難解さはほとんどないと思うのですが、
カタルシスはあんまりないですね。
ある意味マーティン死んだだけで世界ぜんぜん変わらないので。
もう一回読……まないなこれは。
新しいのももう出てますもんね。
これを読むかなあ。
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