小沢健二「ある光」

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小沢健二が大阪のFM802とFMCOCOLOにやってきて1日FMラジオをハシゴ出演するというのを聞いていて、翌日から新曲「アルペジオ」を配信するというの発表していて、翌日にそれを買ってみて聴いてみている。ゆったりとしたいい曲。軽快なリズムにギターとオルガンとトランペット。途中で挟まれる男性と女性のポエトリーリーディング的なラップも心地いい。




この曲は映画化される「リバーズ・エッジ」の主題歌になってるらしく、おそらくこの語りはその主演二人のものだろうと思う。主題歌というにはイメージが違うんだけど、物語の外側を流れていたり、物語の続きに流れたりするバックグラウンドミュージックだと思えば、地続きになっている平和な日常の暮らしの感じがあっていい。


同時に過去作「ある光」も配信開始するということで、こっちのほうが大きいニュースかもしれないですね。1997年に8cmシングルCDで発売されたこの曲は半ばプレミア化してたものです。今Amazonでみたら中古で8500円だった。


ある光

ある光


自分はたぶん小沢健二の曲だとこれが一番好きな気がします。この曲が流れるといつでも手をとめて、聴き入ってしまう。

この線路を降りたら赤に青に黄に
願いは放たれるのか?
今そんなことばかり考えてる
なぐさめてしまわずに


このフレーズだけで、何か生きることの真理を叩きつけられている気がするんですよね。自分ではどうやったってこんなこと言えないなと思いながらも同じ時代にこういうことを言ってくれる人がいてよかったな、と思ってます。大袈裟ですか。






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