「バクマン。」をみた
そういえばみていなかったなーと思って映画版の「バクマン。」をみました。ちょうどレンタルが半額になっていたので、Google Playでレンタル。最近ほんとにTSUTAYAとかで借りなくなったな…。仕事で資料を集めるときくらい。
バクマンはコミックもアニメもよくみてたこともあって、映画どうなのかなというところはあったのですが、とにかく作画シーンに圧倒されましたね。ペンと紙のこすれる音がリズムになり、音楽になっていく感じがよかったのと、あのプロジェクションマッピングのやつおもしろかったです。新鮮な演出だけど、こういうのは使える作品も限られるだろうし、とてもマッチしていたと思います。なんでかわからないけど木下恵介のほうの楢山節考を思い出した。
シナリオのほうはちょっと難しいですね。全20巻のストーリーの起点にもなっているヒロインを扱うとどうしても無理があるのかなーと思いました。どちらかというと原作がファンタジーなところで、現実ではそんなもんだなというラインではあるのですが、あそこに満賀道雄の名言がぶっこまれると「そうなの?」という流れになってしまって、原作知ってるとちょっとミスリードなのかなんなのかわかんなくなってくるとこあります。個人的には原作でもあのヒロインなしのストーリーをみてみたかったところはあるので…映画版ではそういうところにチャレンジしつつ、完全に男しか出てこない話もみたかった。あそこでエイジが加わってほしかったな自分としては。
思ってたよりサカナクションの劇伴がよかった。ラジオでかかりまくった「新宝島」が微妙であまり期待してなかったのですが、上記の作画シーンとか良かったです。
大根作品、映画だとちょっと違うんだよなと思うところもあるのですが、まだ近作「SCOOP!」をみてないのでそれをみてみようと思います。まだドラマのほうがしっくりくる感じ。
バクマン。 コミック 全20巻完結セット (ジャンプコミックス)
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