「君の名は。」をみた
ちょっと前になりますけど「君の名は。」をみました。思ってたよりも複雑な話でおもしろかった。
新海誠作品はほぼ見ているのですが、巷でいわれているほど自分には心抉られるものはないですかね…。感情移入できないけど、こういう人やドラマもよくあるんだろうな、というくらい(SFもの除く)。絵的なところだとやっぱり背景が綺麗という印象が圧倒的で、キャラクターデザインとかは特に心には残らず。でもたぶん思春期とかにこういうの見てたら好きになってたと思うなあ。趣味性の高いカルト的な存在ではありましたが、ここにきて思いがけず超メジャークラスの監督になってしまうとは。
不思議な気持ちになったのはRADWIMPSの「前前前世」がかかるシーン。なんだかわかんないけど涙が出そう…という気持ちになったのはおそらくこの曲の過剰プロモーションにあったからか。この曲、802でむちゃくちゃヘビーローテーションしてたんですよね。朝起きてから家出るまで毎日2回聞くくらい。ちょっと前のRADっぽい、1人称視点のヤバい曲…気持ち悪すぎて逆に気になるやつなんですけど、この曲が流れたときにすごいグラグラしたんですよね。ああそうか、ラジオでかかってた曲もこの感情の伏線になってるのかと。物語の赤い糸性質ともあわせて不思議な気持ちになりました。
設定が色々複雑で、映画をみながら説明不足に感じてたところもあるのだけど、最終的に普遍的な「ボーイミーツガールと赤い糸」というテーマをここまで通されると、そういうことはなんでもなくなる。なんかこの感じ前にもあったらなあと思ったら「インターステラー」のときの感じでした。納得できる説明とかどうでもよくなる感じ。
まあ、この映画がこれだけヒットするっていうのが一番不思議なんですけどね。宮崎アニメも細田アニメもなくてゴジラのあった夏のムードなんだろうか。
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