「おおかみこどもの雨と雪」をみた
劇場で観るチャンスがなかった「おおかみこどもの雨と雪」を
レンタルでやっと見ました。
細田守監督作品。
いろいろ評判は目にしていたけれど、これは好きな映画です。
サマーウォーズの圧倒的な映画感とは違いますけどね。
これはこれで映画の感じがとてもあります。
おおかみこども、という特殊な存在で語られていますが
作品の内容自体は普遍的な「子供を産んで、育てる」ことについて
語られているように感じました。
主人公である母、花の行動に納得できない人は多いんじゃないでしょうか。
後先考えずに都合よくうまくいっているように見える部分もありますし。
だけど、子育てしている立場からみると、なんだか心強く、
勇気をもらえるような作品だったと思います。
花と草平母の対比も興味深かった。
草平の母はよくあるタイプの母親像として描かれているように思える。
花との対比のせいで一見モンスター風にもみえるようなシーンもあるけど
これも、ちゃんと草平という男を育てた立派な母なのだと思います。
子育てはそんなに都合よくいかないし、男の監督は母親の大変さがわかっていない!
という批判も多いと思うのですが、監督の伝えたいのはそういうことではなくて、
きっと、世の中の全ての母親と子育てを肯定するということなんじゃないでしょうか。
あと、個人的に気になったのは大学シーンのモブキャラの動き。
あれちょっと気持ち悪かったなあ。
なんだろう。
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