星野源「POP VIRUS」

星野源の新しいアルバムが出たので買って聴いています。映像も見たかったのでCD+DVDのやつをAmazonで購入。今回のもとてもいい。

購入前にANNで先行解禁された1曲目の「Pop Virus」を聴いて、「アイデア」でちょっとモヤモヤしてたSTUTS起用について、この曲では納得＆驚きがあって、Radikoプレミアムを活用して聴けるだけ聴きました。八拍目のアナログシンセにいつもハっとしてしまう。

このアルバムを聴いてると、時間の流れに対してひどく曖昧な気分になってきます。前のアルバムから3年経っていることもあるし、「恋」は2016年だし、「Family Song」は2017年だし、それらのカップリングも収録されているのに、不自然さは一切感じずに今のアルバムとして耳に入ってくる。

僕は前のアルバムで勝手に時代感を感じていた部分もあるのですが、今回はもうそういうのを超えたオールタイムスタンダード感すら感じます。20代のときに聴いた曲がいつまでも心のベストテンにあるような、そんな曲が突然2018年のアルバムでまとめてやってきたような。

毎回思うんですけど、この人はリズムに対する執着がすごくて、普通のリズムの曲がない。普通に聞こえてもどこかでクセがあって、今回はSTUTSがいて特にその印象がありますね。でも全編にわたるリッチなストリングスやホーンのアレンジがそれを耳障りよくしていて、これこそが「POP VIRUS」なんでしょうか。

特典映像のコメンタリーもおもしろい。