村田沙耶香「コンビニ人間」

コンビニ人間


ちょっと前にKindle版がポイント還元してたので、うっかりいろんな本を買いました。その中でも高額の部類に入る「コンビニ人間」を読みはじめて、読み終えました。なんかすぐ読み終わってしまった気がするのは内容のせいかそれともページ数のせいか…。Kindleで読んでると、紙の本にある厚さという情報がまったくないので量的感覚がなくなりますね。


感想はなかなかぼんやりした感じ。面白いとはいえないのですが、それでもこの謎の印象を残して終わる感じは独特なのかなあと思います。異質な主人公と、主人公からみた異質な社会の接点がコンビニで、普通という社会的概念をめぐるはなし。こういうのはあまり環状移入で読めないというか、異質な主人公の思考や会話から想像してしまう自意識について、変な感じがしてしまうんですよね…。この本の感想を聞かれても何も答えられないんじゃなかろうか。


まあ思ったのは、そんなに興味ない本を話題にのって読んでも、読みたい本にあるようなものは得られないということですね。やっぱりこういうのは図書館で借りたりブックオフで買うのがいいんだよなー。読みたい本を買おう。




コンビニ人間

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