「ゼンデギ」を読む(1)

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)


グレッグ・イーガンの新作「ゼンデギ」が発売されたので、
読みながらいろいろメモしていきます。
イーガンのはうまく読めないことが多いのですが、
これは「やさしいイーガン」らしいのでがんばる。

第1部 その1

  • 主人公はマーティン。ジャーナリスト。46歳。最近離婚して独身。
  • 取材のためオーストラリアからイランに引っ越し。


第1部は2012年となってますが、原本は2010年なので、設定的には未来の話。
イラン暦というのがあるのか。
3/21を1年のはじまりとしているっぽい。

  • イランに渡って2ヵ月後
  • 通訳のベフルーズは休暇中
  • 下の階に住む現地人オマールに午前2時に叩きおこされる
  • 政治家のハッサン・ジャバリの交通事故
  • 同乗者のショークーはトランスセクシュアルで、事故現場の写真が同性愛スキャンダルの種になりそう
  • マーティンはオマールと病院にいく
  • マーティンは自分の服を貸してショークーを逃がした


オマールはゲリラ活動家で革命家らしい。
政治的な部分があまり頭に入ってこないので、事の重要性がよくわからない。
なお、マーティンの当初の取材目的だった選挙はすでに終わっているもよう。
トランスセクシャル」という言い方あまり聞かないけど、あるのね。

  • 事故から3,4日後、学生たちが選挙無効を訴えるデモを取材する主人公
  • それを制圧にやってくるバシジ(イランの民兵組織)
  • さらに他の勢力も加わって、騒ぎが大きくなる
  • それを撮影した主人公もバシジに追い詰められるが、ベフルーズにその携帯電話をパスして事無きを得る
  • 警官は介入できず


場面の飛躍が続くので、ちょっとわからなくなってきた。
イラン情勢とかがわかってるともっといいかもなあ。
ここまで読んで50ページ。
まだなにもはじまっていないかもしれないし、はじまっているかもしれない。
そんなとこ。




ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

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