中村慎太郎「サポーターをめぐる冒険」

サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった


今年はJリーグをよくみてることもあって、いろいろ本をさがして読んだりしてますが、この本はJリーグをサポーター席で初観戦した著者がいろんなチームのゴール裏に赴き感じたことが書かれている読み物。とてもおもしろく読んだ。


シーズン終盤の天皇杯のくだりは読んでてかなり感情移入してしまった。ちょっと涙腺にグっときたなあ。自分もスタジアムにはライブ会場にあるようなマジック感があると思う。いつもじゃないけど、ゴールの瞬間のサポーター席の高揚感は他になくて、また味わいたいなという気になります。ただこの著者の文体、村上春樹じみて鼻につくところもないとはいえない。


とはいえスタジアムに着くまでの道のりやキックオフを待つ時間、スタジアムでの振る舞いから試合終了後の感じまで、サッカーをやっていない時間のことがたくさん書かれているのはすごい読んでて楽しかったです。そういうところの空気感はすごい心の中に残るんですよね。なぜだろう。


こういう感じでいろんなチームをみにいけたらいいなあ。




サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった

サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった