Negicco「愛は光」

愛は光


7月に発売されたNegiccoのベストアルバムからの先行シングル「愛の光」、はじめて聴いたときは「ああキリンジぽくてまたいい曲だなあ」くらいの印象だったのですが、それから不思議と2日に1回くらい無性に聴きたくなるような曲でした。メロディーとかは全然覚えてないんですけど、あの曲なんかいい感じのとこあるんだよなあくらいの印象で再び聴きに走るような。



これだけ聴いちゃうのはやっぱりいい曲なんだろうということで購入して聴いて、やっぱりいい曲だと再確認しつつも、ちょっと不思議な違和感があってなんだろうと思ってました。

ああ、わたしが月なら太陽はあなたよ
光は愛、愛は光ね
それこそが本当のことです

ああ、わたしだって太陽
あなたを照らしたい
授かった愛を輝きに変えよう
惜しむことなく


この歌はアイドルとファンの距離感、関係について歌われています。Aメロ〜Bメロでその状況が歌われつつ、上の歌詞がサビ。ソロ、ユニゾン、ハーモニーが複雑に綺麗に組み合わさったまさにキリンジ節なんですけども、このハモりの不穏な感じの美しさ。綺麗で叙情的なメッセージの裏に何か真意が隠されているかのようなハーモニーライン。


そして最後の歌詞でさらっと心抉られる。

授かった愛を輝きに変えるよ
燃え尽きるその時まで


いかにもキリンジらしい毒だと思うのですが、それをNegiccoの曲でこれ以上ないかたちでやってしまう美しさが清々しくて、また聴いてしまう。



Negicco 2011~2017 -BEST- 2 [CD+Blu-ray Disc]

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