「ゼンデギ」を読む(3)
第1部 その3
- マーティンは通訳のベフルーズと国会前のデモの取材にいく
- ヘズバ・ハーラー(野党)の創設者アンサリのスピーチの中、ハッサン・ジャバリが監督者評議会の辞任の一報
- 大統領の中途半端なジャバリへの対応が民衆をさらに煽る
- デモ更新をはじめる一行
- 更新の誘導係の女性マフヌーシュと出会う
- 携帯電話は政府の妨害でつながらない中、一部のイリーガルな携帯電話は特殊なネットワークで通信できるらしい
- 行進はバシジの追跡をかわし、移動先を変えながら進み、最終的に追跡から逃れる
- アパートに戻ると、オマールの妻からオマール探しを頼まれる
- オマールが逮捕されたのでは、という不吉な予測
- そんな中、アンサリが射殺される
ここはイランでのデモの場面。
地理がわかってるとおもしろいかも。
なんかよくわからないけど、イランの民衆がもりあがってきました。
- ナシムのプロジェクト、錦花鳥の歌のシミュレーションがうまくいく兆し
- HCPに関する公聴会でレッドランド(研究室の長?)がプレゼン
- その場に石油王チャーチランドが登壇、HCP推進を擁護するも、その浅はかな内容にがっかりするナシム
- ナシムたちはその様子をネット動画でみているところにジュディスが登場
- ジュディスが覚えのない個人情報の書き換えで困っているが、ナシムが自分も逢った被害について説明
チャーチランドがちょっといい感じ。
自分が死んでもデジタル復活するぜ、といった調子なのでちょっと盛り上がる。
コメディリリーフっぽいとこもあるかもしれないけど期待。
- 今度はアバダンの石油精製所に取材にいくマーティンとベフルーズ
- 最終手段として携帯電話の赤外線ネットワーク登場
- 射殺されたアンサリの弟にインタビューする機会をゲット
- アメリカがテロ組織認定しているMEKに接触してイランに干渉しようとしているらしい
- スクープ記事を投稿、内務省が群衆に包囲される
なんかアメリカがMEK経由でイランをなんとかしようとしているっぽい。
ここまで読むと、イランという国の内情がわかったほうがいいような気がしてきた。
こないだみた映画「アルゴ」でも少しだけイランの理解度増したけど、そういうのがあるといい。
- ナシムと母がイランのニュースをみるくだり
- アンサリの射殺
犯が捕まるが、改革派の気運はおさまらない
- ナシムの父はイランで絞首刑にされて、それで母と亡命したらしい
ちょっぴりナシムのターン。
ちょいちょい別の視点で語られるけど、もう少し整理されてほしい。
- エヴィン刑務所を改革派が包囲、それを取材するマーティンとベフルーズ
- 政府(軍?)のヘリがやってきて慌てる群衆
- しかし車でつっこんだり、ヘリを落としたりして刑務所解放
- 投獄されていたオマールと再開できたマーティン
だんだんやること過激になってきたなあ。
なんかイラン大変になってきてる。
しかし、ここまで読んでも物語の流れがまったく理解できないのが、まあ、イーガンっぽいのかも。
P77〜177まで。
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